杉林溪高山茶(さんりんりーこうざんちゃ)

杉林渓(サンリンシー)、 杉林渓高山茶
英語名:SHAN LIN XI
別名:白毫烏龍茶(はくごううーろん)、香檳烏龍茶(シャンピンウーロン)、膨風茶(ぼうふうちゃ)
産地:台湾、杉林渓
種類:烏龍茶
品種:青心烏龍、金萱烏龍


特徴
発酵は軽く、焙煎もごく軽い軽焙。
高山茶が持つ濁りの無い透き通った味わいで、香りは柑橘系のフルーツや花の香りを連想させ、仄かに甘い後味が特徴
直径5-10mm程度の半球型の球状
色は翠緑色

産地
標高1000m以上の茶畑で栽培されたお茶を高山茶という
標高が高いほど渋みが出にくくフルーティーな味わいで香り高い
杉林渓茶は標高1600m以上の高山地区で、杉や竹などに囲まれて育つ
杉林渓周辺には、台湾茶を代表する凍頂烏龍茶阿里山茶の産地などが隣接する高山地帯

茶園は午前中には朝の強い日差しにより気温が上昇し、午後には茶園は完全に霧に覆われる
霧は夜まで晴れず、気温は下がったまま
杉林渓高山茶の茶葉は日中の豊富な日光を吸収して、アミノ酸や炭水化物などの成長に必要な養分を生産する
この養分がお茶の味を構成する成分
夜は気温が低いので茶葉は養分を消費することなく茶葉内部に蓄えたまま
これを繰り返し、杉林渓高山茶の茶葉はうま味成分がいっぱい詰まった茶葉に育つ

収穫時期
標高が高いので収穫は困難
杉林渓高山茶の収穫は春と冬の年2回のみ